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22 November

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10 August

【シナリオ】人形は囁く

オンラインセッションで7~9時間くらい。一晩で回しきる用のシナリオです。
元ネタは「洒落怖」から。幾つかそれっぽいの拾って組み合わせた感じ。

!重要!殺意は高めです。

あらすじ
探索者たちは、夏合宿として田舎の民宿に泊まりに来た。
みなさんは「地域のTRPGサークル」の仲間であり、今回の旅行はそのサークルリーダーが企画し、皆さんの他にこのリーダーともう一人、NPCの女の子が同伴している。
静かで緑豊かな土地で、よい夏の思い出を作る……はずだった。その人形を拾うまでは。
推奨技能は各種探索系、オカルト。




【概要】
探索者たちが泊まりに来たところでは、昔魔女がニョグダを呼び出し、生贄を捧げて呪文を得ようとした。
魔女は子どもたちをさらって生贄とし、いくつかの呪文を得たが、村人たちの奮闘によりなんとか倒された。生贄となった子どもたちを哀れんだ村人たちは、その遺体の一部を人形に仕込み、子供を慰めるため家に持ち帰る。しかし、その人形には魔女によって、腹いせに「食屍鬼」にかわる呪いがかけられていた。
村人たちは泣く泣く人形を寺に納め、寺では厳重にその人形を管理したが、今も外から来る旅行者などを操って外にでるものが多いのだという……。

【NPC】
・サークルリーダー(名前や年齢、性別可変)
NPCですが、一応キャラシを用意しておいてください。
・斉藤まなみ(女子大生)
人形を拾ってくるトラブルメイカー。途中退場するのでキャラシは必要ありません。

【セッション開始前に】
全員に1d100を振ってもらって、一番数字の高い人を【生贄枠】とします。
この枠に入った人は特に死亡率が高いので(今まで何度か回しましたが全滅でした)、もしPCたちをあまりロストさせたくない場合、この枠を削って普通に開始しても構いません。

【導入】
世話になる宿は、民宿のようなところ。
離れが用意されていて、部屋はいくつかあるような建物。
リーダー「荷物を置いたらしばらく自由行動、夜からセッションを始めますね」
まなみ「散歩行ってくるね!」
というやりとりがあって、まなみは即効で出かけていきます。もし一緒に行くという人がいても、もう姿が見えませんと言って却下してください。探索者たちが外出しようとするかもしれませんが、その前に民宿のおかみさんを出しましょう。

おかみ「いらっしゃい、ようこそこんな何も無いところへ。ゆっくりしていってね」
おかみ「山には危険な動物もいるから、あまり奥の方に入っちゃだめだよ。夏だから蛇もいるし、蜂も活発だしねえ。一番怖いのはクマかしら。ここに鈴があるから、もし外出するなら鈴を持ち歩いてくださいね」
おかみ「夕飯は夜7時からです、母屋に来てくださいね」

と、探索者たちの人数分の鈴を配ってくれる。
*まなみはこの鈴を受け取って居ませんので、まなみが出かけてからこの会話があるように注意してください。

部屋に目星をする場合、「御札」が内側に貼ってあることがわかる。
御札にオカルトを振れば、魔除けの札、悪いものを中に入れないための札だとわかるだろう。
鈴に目星をする場合、鈴の内側に小さな魔除けの札が貼ってあることに気づく。悪いものを寄せ付けないためのお守りだとおかみさんが教えてくれる。

その後は自由行動で構いませんが、現時点でわかることは殆ど無いし、もし散歩に出たとしても普通の農村なので特に何もありません。

7時前に、まなみが何かを抱えて戻ってきます。
まなみ「なんかお堂みたいなところで拾ったの。あれー?拾ってくる気じゃなかったんだけど」
まなみ「今から戻しに行ったら真っ暗になっちゃうよ。明日戻してくるね」
と、日本人形を皆に見せます。

*人形に目星→日本人形をじっくり見ると、人形の髪が本物の人毛であることに気づく。もしも触った探索者がいたなら、その帯も人間の皮膚から作られている紐があると気づく。SANチェック1/1d3。
手に取らない場合は0/1d3
また、中身はともかく衣服は新しくきれいなものなので、手入れをしている人が居るだろう。

*オカルト(あるいは歴史)→この辺りの地域では、幼くして亡くなった子供が居た時、その子供の一部を人形に収め、浄土へ着くまで鬼にとられないよう囮にした、というような風習がある。

このあと、夕飯となるが、まなみはその人形を自分のかばんに入れて、明日必ず返してくるよと言うだろう。もしも人形をおかみさんに見せて話を聞こうとするPCがいたら、おかみは警戒して「早く戻しておいで」としか言ってくれなくなる。

【夕食】
人形についてひと通りの見聞が終われば、夕飯となる。リーダーが皆を急かして母屋へ。
ここでおかみに質問することができる。
Q「山の方にお堂があるのか?」
A「それはお寺さんだろうね」
Q「なにか奇妙な日本人形のようなものを拾ったのだが……?」
A「どこでひろったんだい?お寺で拾ったなら、良くないから戻しておいで」
Q「この辺りにはかわった人形の風習があるんですね?」
A「ああそうだね。まあ、民俗学の本に載っているようなのは、形骸化してるものだと思うけど……、何とかってミステリ作家がココらへん出身なんだけど、結構詳しくブログで書いてるみたいだよ、興味があるなら覗いてみたら?名前、なんて言ったかなあ……あとで教えるよ」

【夕飯後】
特に何もありませんので、TRPGで遊んだというような記述をして、全員眠ってもらいます。
そして、以下の様な夢の描写をしてください。

その夜、貴方は酷く陰鬱な夢を見るだろう。
むせ返るような血の匂い。数多の視線がぎょろりと貴方を見つめている。目の前の漆黒の闇……何も見えないそこに、確かに何かが蠢く。そうしてあなたに向かって伸ばされた、人間のものとは思えない、腐ったような色合いの……手のひら。
肩に。
何か、居る。
軽くて硬い何か。
それは……それは、人形だ。
カタ、と小さな音がなった。人形が口を開き、とじる。開くわけなど無いのに。見えないその光景をあなたは、きつく閉じたまぶたに見ている。
人形は大きく口を開けて……あなたの首筋に歯を立てた。
そんなひどくおぞましい夢を見てしまった皆さんは、1/1d3のSANを減らしてください。

翌朝、まなみの首筋には歯型が付いている。気づいた人はSANチェック0/1d2

【合宿二日目】
朝です、夢見の悪かった探索者はおそらく歯型を気にするでしょう。
ですがまなみ以外の誰にも歯型はついていません。まなみ本人も、「虫に刺されたかな?」等と思う飲みです。しかし誰かが「まなみの首筋を見る」と言ったならば、歯型があることを知らせてチェックしましょう。

【朝食】
朝ごはんまはた母屋で食べることになります。
おかみ「そういえば昨日言ってた作家先生、こんな名前だったよ」と名前を教えてくれます。ブログでよくふるさとのことなどを書いているようです。

まなみの様子がおかしく、「美味しそうだけど食べられない」と言い出します。
熱があるような様子ではないですが、「背中が痛い」と気にしているようです。

このときまなみの背中を確認する探索者が居るようなら、その背中に膿が溜まっていて、非常にグロテスクな状態であることがわかります。SANチェック0/1
この膿に医学、あるいは目星を振る人がいたら、この膿が「内側から腐ったような不自然なもの」であるという情報を与え、SANチェック0/1d2


もしも離れの自分の部屋に戻って背中を見るという場合、まなみは部屋にはいると同時に悲鳴をあげて後ずさります。
まなみ「何あれ……?誰かのいたずら?でも、そんな……」
人形は、まなみの鞄の上に乗ってこちらを向いていた。確かにカバンに入れたはずなのに……じっと見据えるようなその視線に悪寒を感じ、SANチェック1/1d2

【生贄枠を作った場合】
*ここで、生贄枠のPCは、一瞬腐ったような酷い悪臭が漂ったように思う。そして耳元でぞっとするような奇妙な声がささやくのを聞くだろう。「あなたもおいしそうね」と。
生贄枠のみ、SANチェック1/1d5
この情報は他のPCには内緒で伝え、皆に伝えても伝えなくてもよい、と言っておくこと。

具合の悪いまなみしか道がわからないので、まなみは「私が人形を戻してくる」と言い張ります。もし他の探索者たちがその場に残ったとしても、民宿で得られる情報は殆ど無いので、まなみに「ついてきてほしい」と言わせても構いません。

【人形を返す】
この時、リーダーは「隣町の病院まで車を出そうか?」とまなみを気遣います。
ここでルートが2つにわかれます。
1:まなみに道案内させるルート
2:まなみを病院に行くよう説得し、自分たちだけで人形を返すルート
1を選んだ場合、SANチェックは増えますが生贄枠の生存率が少し高くなります。2を選んだ場合は特に変更点はないです。

【作家のブログを見る】
もし朝食の時に教えてもらった作家のブログを見るならば、以下の記述を公開してください。
僕の生まれ育ったところは鬼の住む場所で、よく虫や動物の死骸を食べる小鬼が外に出ていた。お寺さんでも頑張って抑えているみたいだけど、外から北人たちはすぐに彼らを外に出してしまう。まあでも、住人たちはお守りを持たされて「見えない」からいい。問題は外からくる人たちなのだ、いつもいつも

【お堂】
ゆるやかな山道を延々30分程あるくと、石段が見え、その石段の上にお寺があります。「九谷寺」という名前で、本堂といくつかの祠、鐘つき堂、その奥にお堂があります。
本堂には『お盆まで留守にします。ご用の方はとなり町の自宅まで』と住職の書き置きがありますが、電話番号はありません。
祠や鐘つき堂には、特に何もないです。

鐘つき堂近くの祠の横に、重そうな石の扉がある。
まなみ「なんかあけなきゃいけないような気がして……気づいたら開けてたの。いつもならそんなことしないの、ほんとだよ」
まなみ「扉開けてすぐのところにこの子がいて……、なんかすごく気に入っちゃって。日本人形なんて趣味じゃないのに、でも、持って帰らなきゃって思って……」

【石の扉】
目星をする場合、「人形(かすれていて読めない)……立ち入りを禁ず」という看板に気づく。
オカルトを振ると、まなみが入ったせいで敗れてしまった御札に気づくだろう。外から悪いものを出さないための御札だ。
聞き耳をする場合、ささやくような声が聞こえるかもしれない。生贄枠のPCにだけ、それが「あなたもおいしそう」と言っていた声と同じ種類のものであるとわかるだろう。
石の扉を開けると同じような人形がたくさんいて、そのどれもがこちらをじっと見据えている。
まなみははここで聞いてはならない声を聞いて発狂する。「いやあああああ!見ないで!見ないでよ!」と叫んで、人形を中に放り投げ、走って逃げだす。

*まなみが同行していない場合は、このイベントは発生しません。

【まなみを追いかける】
その場にとどまるPCがいる場合でも、必ずこちらを先に処理すること。
→逃げる途中、石段で足を滑らせてまなみは転倒。
頭を強く打って血の海になる。SANチェック1/1d4+1
すぐに救急車を呼べば一命を取り留めるが、背中の膿もひどく、内臓が腐りかけているといわれて入院となる。救急車を呼ぶには、20分程歩いて山道をでなければならない。救急車がきたとき、付き添うか帰るかを問われるが、もしこの時生贄枠のPCが付き添う場合は、後に良いことがある。
だが、ここで付き添うを選んだ場合、もし石扉に閉じ込められたPCがいても、助けに行くことはできない。

【お堂を調べる】
その場にとどまり、扉の中を調べようとするPCが居た場合、まず中に入るか外から目星をするかを選択させる。
外から目星→人形はどれも子供をモチーフとしており、まなみが拾ってきたものと似たり寄ったりの姿だが、着物は上等のものを着ている。中は正方形の作りで、周囲の壁は全て人形を収めている棚である。3メートルほど先の、正面の棚に空いている部分があるので、この人形はそこに置くのだろう。
オカルト→このお堂の扉には、封印の印が記されているとわかる。おそらく力のある人間が印を張り替えている……。

中に入る→石扉が突如勝手に締められる。外で扉を抑えている人間が居る場合は、STR20との抵抗ロールを行う。失敗した場合は中に人形を返そうとしたPCが閉じ込められる。

漆黒の闇の中で、探索者の足に触れる手がある。それはぞわぞわと探索者の足を伝い、這い上がってきて、背中に、腕に、首に……
くすくすと笑う声のようなものが聞こえる。暗闇で何も見えない。見えないが自分をよじ登ってくるものは、人形だ。あの人形たち。暴れても振り払っても、人形たちははがれない。「あそぼうよ」と声がして、そして……
それが。
……あなたの首に歯を立てた。SANチェック1d3/1d6

石扉は外からしか開けることができない。上記のチェックを終えてからなら、すんなりと扉を開けることがでできるだろう。

すぐにあけられた場合→特にペナルティはない。扉を開けると棚から一斉に落ちた人形が、探索者の服を掴んでいるような感じで周囲に群がっている。

長時間閉じ込められた場合は幸運ロールをしてもらう。
成功→気絶して救出まで待ちます。
失敗→耳元で人形がささやきます。「あなたもおいしそうね」と。
*これ以降、失敗したPCも生贄枠となります。

【病院】
まなみに付き添って病院にいる場合、夕方になるとあなた方を一人のお坊さんが訪ねてきます。
彼はまなみと誰かもう一人に、「見えなくする御札」を渡すことができます。
お坊さん「あなた方は大変なことになっている。いま御札は二枚しかないので、お籠りをしてもらわなくては、死んでしまいます」
このとき、生贄枠のPCがその場にいれば御札はそのPCに渡り、NPCであるリーダーが生贄枠の代わりにお籠りをすることになります。

【民宿】
おかみさんが探索者たちを待ち構えています。
・昔、悪い魔女がこのあたりに住み着き子供を供物にして悪魔を呼び出していた。村人たちは力を合わせてこの魔女を退治したが、犠牲は少なくなかった。親たちは子供を憐れみ、せめてと犠牲となった子供たちの一部を使って人形を作り、それぞれの家に引き取った。
ところが人形たちは次第に悪魔の心を宿し、虫や小動物の死骸を食ったという。村人たちは泣く泣く寺に人形を預けた。寺でもそれらを持て余し、あの石扉のお堂に封じたのだという。
・あなたたちは悪魔を解放したのかもしれない。お寺さんに相談に行くので、誰が来ても決して家の扉を開けないようにしなさい。
この時、離れには窓があることをKPは描写してください。カーテンを閉めたなどの宣言がない場合、食屍鬼を目撃させることができます。

おかみさんが出て行ってしばらくすると、扉をたたく音がする。
目星→人形くらいの大きさの影が見える。
*もしここで扉を開けてしまった場合。人形はにやりと顔を歪ませ、みるみるうちに食屍鬼へと変化する。人形がおぞましい鬼に姿を変えた、この瞬間を目撃したPCは1/1d6のSANチェック
食屍鬼は、PC1を石扉に連れて行こうとする。PC1はSTR17との対抗ロールをし、成功ならば開放されるが、失敗したなら石扉に連れ去られ、デッドエンドを迎える。

扉を開けない場合、目星成功者には、人形の影がむくりと膨れ上がり人間にちかい「何か」の形になることがわかるだろう。SANチェック1/1d3

【おかみさんを待つ】
目星で人形を看破し、扉をあけずに家にこもった場合、外で何か小さな物がうろうろと彷徨う音だけがずっと聞こえてくる。
烏がうるさく鳴く。ふと、どこからとも無く血なまぐさい臭いが漂う。
聞き耳をすると→その「ギャアギャア」という鳴き声に混じって、ボキッ、バキッ、と言う音も聞こえるだろう。そう、烏のうるさい鳴き声は断末魔の叫びだったのだ。外にいる化け物は、烏を殺して食べているのだ……。0/1d3のSANチェック

もしも窓から外を見る場合は、普通に食屍鬼を目撃し、0/1d6のSANチェック

だれも外を見たがらない場合、KPは強制的に「目星」を振らせる事もできます。
成功者にはカーテンの隙間などから食屍鬼が烏を貪り食う場面を目撃させる。

【寺へ戻る】
*しばらくすると、おかみさんが帰ってくる。(午後5時~6時)
「お寺さんと連絡がついたから、みんなついておいで」
と、車にのせられる。
しばらく走って、あのお寺にたどり着く。本堂が開いていて、難しい顔をしたお坊さんが1人、探索者たちを待っていた。
住職「(生贄枠を指さして)あなた、特にとても危ない状態です。とにかく中に入ってください」
住職「おかみさんから昔話を聞いたでしょう。アレはほとんど実話です。魔女が呼び出したのは漆黒の……酷い悪臭をまとった、おぞましい……冒涜的な何かだった」
住職「それは生贄と引き換えに魔女に呪文を教えたという。魔女は退治される前にそれを唱えて、亡くなった子どもたちを鬼へ変えてしまった」
住職「私にどれだけできるかわからないが、ともかく呪文を知っているのは私だけです。一晩持ちこたえてください。この御札を持っていれば、何事もなければ見つからないはずです」
そうして探索者たちは、真っ暗なお堂に一晩身を潜めるよう指示される。明かりをつけてはならない。できるだけ音を立ててもならない。眠ってもならない。御札を手放してはならない。
朝が来るまで頑張って欲しい、そう指示される。
*生贄枠の場合は、自動気絶など、狂気・ダメージに係る物音全てがNGとなりますので注意してください。

【お籠り】
お籠り堂は、1辺が10メートルほどの正方形の建物です。KPは予め正方形のマップを用意し、どこに位置取りをするか決めさせてください。探索者たちの位置が決まったら、以下の描写をします。

閉じこもって一時間程だろうか。ほとんど何も見えない完璧な暗闇の中で、ふいに、漆黒の闇にむせ返るような悪臭を感じ始める。それは探索者たちに絡むように漂い、なにかとてつもなく不吉な予感を探索者たちに植えつける。
この真っ暗なお堂の中が、ふいに別の空感に切り替わったような奇妙な感覚を覚える。まるで空感ごとすとんと、深いところへと落ちていっているような不思議な感覚だった。下へ。下へ。深い洞窟の奥へ。浮遊感。めまい。耳鳴り――

不意に、目の前に居る人物の人影が歪んで見えた。
それはうねうねと多数の触手をメデューサのように伸ばし、すさまじい悪臭とともにあなたの前に姿をあらわす。息を呑むほどすぐ近くに、冒涜的な暗闇があった。黒っぽい玉虫色の体を波打たせ、それがあなたに迫る。
――ニョグダを目撃した皆さんは、1d6/1d20のSANチェック。

PC1がここで発狂した場合、ニョグダに連れ去られてデッド・エンド。
他PCが発狂した場合は、邪魔そうに触手に攻撃されてその場に居る全員が1d10ポイントの怪我を追う。この攻撃は、生贄をさがしつつ発狂した人数分繰り返される。
発狂しなかったPCだけオカルトを振れる→オカルト成功で「この付近の農村では昔から手足のたくさんある化け物の伝承が残されている。その化け物は子供をさらい、周囲10メートルほどに居る全員を触手で打って攻撃したという。少しでも遠ざからなくては」
KPはここで「発狂している人間に気を取られているので少し動いたとしても気づかないだろう」という情報を追加で与えてください。
正方形の部屋で角に発狂したPCがいる場合、オカルト成功者はその対角に走ることができます。その場合は1d5のダメージに軽減されます。

誰も発狂しなかった場合のみ、ニョグダは犠牲者を見つけられずに地下に帰って行く。

【朝】
……そして朝が来た、その時には。
1人の犠牲の上に、ほかが助かるか。
全員が傷を負って、あるものは死に、ある者は軽傷で終わるのか。
……無事に全員が戻れたのか。
住職があなた達を迎えにきて、初めて全員がその状況を知るだろう。
誰かが死んでいたらここで1d5/1d10のSANチェック。重症(HP2以下)がいた場合は1/1d5のSANチェック。PC1が連れ去られていなくなっていた場合は、PC1の座っていた場所にPC1の体の一部だけが残っている。1d3/1d10のSANチェック

【エピローグ】
***エピローグ***

そして悪夢は終わった。
生き残ったPCたちは、耳元で誰かの笑い声を聞いたような気がした。
「 あ な た も お い し そ う だ ね 」
そしてむっとするような死臭に包まれ、あなたは気づいた。
……そうだ、あのおぞましい冒涜的な存在だけでなく……。
あの人形たち、いや、人形に身を潜めている何かは、まだそこにいるのだ、と……。

生還した探索者には1d10のSAN回復
その他自分以外の生存者の数だけ1d3の回復をしてください。
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